農業体験 田植え機でのリアルな田植えを体験 新潟県糸魚川市

農業体験 田植え機でのリアルな田植えを体験 新潟県糸魚川市

「子どもたちが、また田植えをやりたいと言ってます!」
ゴールデンウィークの体験が叶わなかったご家族からご連絡をいただき、5月後半に開催することとなった今年の田植え体験は、市野々で行いました。


いちのまいのふるさと、市野々集落


苗出しから田植え機まで すべてがリアル

あぐりいといがわが提供する農業体験は「リアル」が売り。私たちが普段行っている田植え作業を体験していただきました。

まずは、育苗ハウスからの苗出しと軽トラへの積み込み。直前まで水を張ったプールにあった苗はたっぷり水を含み重さは約7kgほど。重いうえに水が滴り汚れるし、ましてや気温があがる育苗ハウス内での作業は意外にハード。みんなで協力してバケツリレーで積み終えました。(そういえば、昨年この時点でギックリ腰を患った人いたなぁ()

暑いし、重いし、汚れるし……笑。


姉から弟へ……しっかり受け取りなさいよ!(笑)。


妻から夫へ……息ピッタリ!


いざ本番、市野々へ!

市野々へ移動し、田植え機に苗と肥料を積み込んで田植えの開始。ほぼ強制的()に田植え機を運転していただきます。

トップバッターは田植え機はもちろん、田植えも初体験の芸術家。車の運転免許をお持ちでないため、人生初のエンジン付きの車両運転が田植え機というレアケース。おっかなびっくりの1往復となりました。その後は手植えとえぶり(田面均し)と、普段私たちがやらない()ことまで体験していただきました。半日の体験を終えてグッタリしながらも「初めてにはこれくらいがちょうどいい」と、十分に楽しんでいただけたようです。


初のエンジン車。レアケースです(笑)。


もちろん、手植えも初体験。


私たちも普段はやりません(笑)。


お次は、いちのまいを食べたことがないにもかかわらず、いきなり米主になられたチャレンジャー()なご夫婦。こちらも田植え初体験です。田植え機の機能に驚きつつご夫婦仲良く運転、手植えから苗の補充まで、暑い中精力的に作業していただきました。田んぼに入って手で植えている最中の「足、つりそう」というご主人の静かなつぶやきがとても印象的で、ココロの中で「そりゃ、そうでしょうよ」とリツイートしたのは内緒です()

意外!?にも、さまになってる(笑)。


これまた意外!?にも……どこかで予習してきたか(笑)。


楽しそうな奥さまに隠れてご主人は、「足が……」。


最後は昨年に引き続き参加のご家族。一年ぶりということもあり田植え機の操作の説明から始めましたが、そこは昨年とった杵柄。あっという間に感を取り戻し、見事に植え付けていきました。開始早々、田んぼで尻もちをついた奥さまはずぶ濡れのズボンの冷たさに、「青菜に塩」状態でしたが、晴れ男の異名を持つご主人がもたらす暑さのおかげで、乾いていくズボンに比例して気力を取り戻していきました()

もはや、マイカー。自在に操ります。


姉弟仲良く……一年ぶりのブランクを感じさせず。


そして、母……。


予定の面積を終了してのお昼ごはんは、簡単なおかずにいちのまいのおにぎり。こちらもリアルな「田植えの日のお昼ごはん」を満喫していただきました。


おかずは定番のウインナーとゆで卵。


よろこびを分かち合う輪を広げたい

カエルを見つけては歓声をあげて。毛虫を見つけては恐る恐るつっついて。長靴を洗う水の冷たさに驚いて。おにぎりが美味しくて何個もおかわりをして。

「また田植えやりたい」と言ってくれた子どもたちのそんな姿が、私たちの日常が豊かさで溢れていることに改めて気づかせてくれます。大変なことや苦労することが多い分、実りを迎えた時の喜びがひとしおなのが農業。その喜びを分かち合える人が増えるこの農業体験は、私たちにとっても大切な時間です。たくさんの方とよろこびを分かち合えることを願って、これからも続けていきます。


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