いのちのみなもとに触れる夏旅 参加者の声

いのちのみなもとに触れる夏旅 参加者の声

2022年から行っている「いのちのみなもとに触れる夏旅」は、主に中高生を対象にして、「リアルな農業」に触れてもらう農業体験です。体験を通して、「農業とはどんな仕事なのか」を伝えていくことで、農業に対する理解と興味を深めてもらえればと思っています。
こちらでは「夏旅」に参加してくれた学生たちの感想を紹介していきます。次世代を担う若者たちの「生の声」をぜひ、ご一読ください。

自分にできることから始めていきたい 2022.8月 


東京都目黒区在住 中学3年生

8月26日から28日にかけて、新潟県糸魚川市で行われた糸魚川農業スクール「いのちのみなもとに触れる夏旅」に参加しました。

あぐりいといがわさんの農場で草刈機を運転したり、鎌とコンバインで稲刈りをしたり……これまで経験できなかったことばかりの3日間。食べさせてもらったぶどうの美味しさ、宿でのおしゃべりやごはん後のまったりした時間も記憶に残っています。

最終日、3日間の体験や生活を振り返り「いのちのみなもとに触れる夏旅とは?」を考えるワークで「いのち」とはどんなこと、どんなものと言えるだろう。「旅」とは、いったいなんだろうと、改めて考えてみました。

わたしにとって「いのち」とは、人が楽しんでいる状態であること。「旅」とは、新しい体験や発見をすることではないかと考えました。

今回は、稲刈り体験を通じて「いのちのもと」が、どのように生み出されているのかに触れることができました。あぐりいといがわの青木さんが話してくれた、「農業とはいのちを守る産業」という言葉は本当だと実感します。

なかでも印象的だったのは、市野々での話です。多い年には6mも雪が積もり、決して便利ではない場所ながら意志を持って住み続けている人がいる理由、その地で農業を続ける訳を聞き、ふるさとを守る姿が素直にかっこいいと感じました。

「ふるさとを守りたい」と思うだけでなく、SNSの利用や、地域の役に立ちながら旅をしたい人とつながる「おてつたび」というプラットフォームへの参加、今回の夏旅のような、プログラムを企画し、「ふるさとを守るため」に行動するあぐりいといがわもすごいと思います。

あぐりいといがわの青木さんは「目指すゴールはまだまだ遠い」と言っていたけれど、自分が本気でやりたいことは、自分で計画して、行動に移すことで実現していくんだという当たり前にハッとさせられました。

わたしが今、農業に関わりあいが持てるとしたら「食べる」や「発信する」くらいですが、高校生になれば、若者が興味を持てそうな映像を作成したり、「おてつたび」に参加したりできそうです。

一つだけ要望を挙げるとしたら、日程は3泊4日にしてほしい! もう1日、糸魚川に滞在したかったです。


どんな映像をつくるのか……ワクワクでいっぱいです。



夢が叶いますように!