お米を購入される際、何を基準にお米を選んでいますか?
銘柄、産地、価格……次回からは、ぜひこちらもご覧になってください。
米袋の「一括表示」
・名称
・原料玄米(産地・品種・産年・使用割合)
・内容量
・精米時期
・販売者
この表示を見ると「この米は、どんな米なのか?」ということがわかります。
中でも、「原料玄米」と「精米時期」は知っておくとお米選びに役立ちます。
原料玄米 単一原料米と複数原料米
「産地」欄に記載されている「単一原料米」と「複数原料米」の違いは何でしょうか。
こちらは、「単一原料米」と表示されている例です。
この米は、「令和3年(産年)に、新潟県糸魚川(産地)で生産されたコシヒカリ(品種)を10割(使用割合)使用しています」ということがわかります。
つまり、産地・品種・産年が同一のお米を10割使用していることを「単一原料米」と表しています。
一方こちらは、複数原料米と表示されている例です。
この米は、「表示面下部に記載された年(産年)に、国内(産地)で生産されたコシヒカリ(品種)を10割使用しています」ということがわかります。
先ほどの単一原料米との違いは、「産地」です。
複数の産地(県)で生産されたコシヒカリを使用している場合は、このような表示となります。
上記と同じ内容でも
〇〇県産コシヒカリ 5割
〇〇県産コヒシカリ 5割
のように表示されている場合もあります。
つまり、産地・品種・産年のいずれかが複数にわたることを「複数原料米」と表しています。「ブレンド米」と呼ばれるものはこれにあたります。
同じ「複数原料米」ですが、この表示でわかることは「国内産(産地)の米を10割(使用割合)使用しています」ということです。
複数原料米の表示には様々なパターンがあります。色々と見比べてみるのもいいですね。
精米時期について
「精米時期」には、「令和4年〇月上・中・下旬」というやや大まかな表示と「令和4年〇月〇日」といった細かな表示があります。
大まかな表示になったのは、食品ロスをなくすための法律改正が理由です。
店頭に、精米日が「4月1日」と「4月10日」の2種類があれば、10日の米を選んでしまうのは人情。短期間で使い切れる量を購入すれば、日付が10日ほどずれても新鮮なお米を味わいながら、食品ロスを削減できます。
あぐりいといがわでは、店頭販売はせずに直販のみ。ご注文ごとに精米・発送しているため、精米時期の表示は年月日です。
品種も産地も量も鮮度も、どれを選ぶかは人それぞれです。ぜひご自分にあったお米を見つけてみてください。迷った方は……あぐりいといがわの「いちのまい」をオススメします(笑)。