「米主プロジェクト」申し込み受付中!
いちのまい「米主」プロジェクトの受付を開始しました。
このプロジェクトは一言でいうとお米のサブスク。米主になると、精米したてのお米が毎月定期的に届きます。さらに、新鮮な糸魚川産野菜がふんだんに詰まった野菜セットが3回。田植えや稲刈りなど農業のハイライトはもちろん、トラクターや溝切りなどマニア向け(笑)な農業体験。どちらも無料という特典がついたサービスです。
毎月届く「いちのまい」が育まれるのは山あいの小さな集落、市野々。市街地から車で約30分、段々田んぼに囲まれた標高400mのこの地は、暮らす人がわずか2人の限界集落です。「いのちとこの地をおいしくはぐくむ」を理念とする私たちは、「いちのまい」のふるさと市野々集落を残し繋げていくことが使命のひとつ。私たちが農業を続けることで集落が維持できると信じています。そして、私たちが農業を続けていくためには、想いを共にし、応援してくださるお客さまの存在が欠かせません。米主プロジェクトは、あぐりいといがわを、そして糸魚川を、より多くの方に愛していただきたいと願って始めたサービスです。米主の使命は、私たちが育てた米や野菜を「美味しく食べまくること」ただひとつ。それが私たちのチカラになります。ふるさとの里山を、米主の皆さまとともに未来に繋げていきたいと考えています。受付締切りは7月末。たくさんのお申し込みをお待ちしております。
最高の笑顔。稲刈り体験の一コマ。
いちのまいの秘密とは!?
新潟県産コシヒカリの一等米比率がこれまでになく低下してしまった2023年。それでも、なぜ「いちのまい」が一等米比率100%を保つことができたのか……その秘密に迫っていきます。「いちのまい」が育つ市野々集落は、積雪が2mを優に超える雪深い集落です。雪解けを待ってスタートする米づくりは、平野部と比べて3週間ほど遅めの、5月下旬~6月上旬に田植えを行います。実はこの「市野々の立地」と「田植え時期」が秘密を解くカギとなります。
米の品質を語る上で重要なのが水管理です。特に田植えから3か月後、稲が穂を出し始める出穂期(しゅっすいき)から登熟最盛期を迎える1カ月間は、田んぼの水を切らさずに水量を保つことが重要です。5月に田植えを行った場合、この大切な1カ月間がちょうど8月にあたりますが、2023年の新潟県では記録的な高温と降雨量不足が重なり、コシヒカリの品質に大きな影響が出てしまいました。
一方で、市野々での米作りにおける大切な1カ月間は、真夏の暑さと乾燥を耐え抜いた9月。秋の長雨に加えて、昼夜の気温差も大きくなりはじめます。恵みの雨と、さらには標高400mという立地から生じる寒暖差が良質で美味しい「いちのまい」を育ててくれるのです。
新潟県産コシヒカリが史上最も低い一等米比率を記録した2023年に「いちのまい」が100%を達成できた秘密、いかがでしたでしょうか。
稲穂が顔を出しました。白く見えるのは稲の花。
野菜の苗づくりを開始しました!
あぐりいといがわ野菜チャレンジの2年目がいよいよ始まりました。最初の作業は苗づくり。トレーに種をまいて畑に植えられる大きさになるまでハウスで育てます。ソラマメ、ミニハクサイ、ミニキャベツ、レタスの種を植えましたが、ここで気を付けたいのが種を植える深さです。特にレタスは発芽に光を必要とするので、浅く植えて、上に被せる土も少なめにするのがポイントです。もうひとつ気を付けることは地温。20℃を目安にハウス内で育てます。
そもそも、なぜ苗づくりをするのか……と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実のところ、今回の野菜の種は、全て畑に直接まくことができます。その方が手間も少ないのですが、糸魚川ではまだ雪も降りますし畑の準備が進めにくく、仮に種をまいても気温が低くて発芽しない、といったことになります。畑の状態や気候が落ち着いた頃に種をまくよりも、苗を植えた方が収穫までの期間を短くできるため、今から苗づくりをしておく必要があるのです。
老いた眼には厳しい、ピンセットでの種まき(笑)
編集後記
早いものでもう三月。暖かさで可憐な花が咲き始めたり山菜が食卓にあがったかと思えば、時折雪がちらつき冬に逆戻りしたかのような寒さ。体調管理が難しい毎日です。そんな中、新たなぶどう棚の設置やトマトと野菜の植付け準備、稲の種まきのために担当者が連日打ち合わせをしていたりと、それぞれが慌ただしく動き出し……。冬の終わりと春の気配。季節の移ろいは日々の作業で感じる身体となってしまいました(笑)。農業にとって春は身も心も忙しい季節。それでも春の訪れは心躍るものです。実りのときを笑って迎えられますように。(岩崎)