ストレートぶどうジュース ペピネット販売終了のお知らせ
いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
突然のご連絡となり恐縮ですが、
この度、ストレートぶどうジュース「ペピネット」の販売を終了することといたしました。汐路ぶどう園休園に伴い、原料の生産がストップしたことによるものです。長らくご愛顧いただき誠にありがとうございました。また、今後の購入を楽しみにされていたお客さまには、大変申し訳ございません。
「あぐりいといがわ汐路ぶどう園」としてスタートした2008年に、新たな商品として製造販売を始めたぶどうジュース。当初は単一品種(スチューベン)で製造していました。糖度が20度を超えるぶどうを使用していたので、飲んだお客さまの第一声は決まって「甘っ!」でした。(お子さんは「美味しい!」と仰ってくださいました(笑))。
「砂糖は入れていません、ぶどうだけの甘さです!」と、その甘さを誇らしげに説明していましたが、「大人には甘すぎる、ちょっと酸味も欲しい」などの声も届き始め、販売も思うように伸びていきませんでした。糖度が上がらないうちに収穫したりしながら改良を試みましたが、なかなか成果が得られずにいた2013年に、品種をブレンドすることを思いつきます(早く気づけよ!(笑))。
かなり広い面積で栽培していたキャンベルという品種。このぶどうは昔ながらのぶどうで、一言でいうと酸っぱい。(糖度は最高でも16、7度)。これをブレンドしたら、酸味が加わるかも……と試してみたところ、大人のお客さまの第一声が「美味しい」に変わり始めました(それでも甘いのは甘い(笑))。
さらに収穫時期を早めて糖度に変化をつけたり、ブレンド比率に改良を重ね、2015年に現在の「ペピネット」が誕生しました。
以降、徐々にお客さまが増え続け、新しい年のジュースができあがるまでに在庫切れしてしまう、という事態も数えきれないほどでした。そして迎えた今年、在庫がなくなり次第販売を終了する予定でしたが、想定より半年ほど早い終了となってしまいました。ご注文をいただく度に嬉しい悲鳴を上げました。
「甘すぎる」の声がでたときに、酸味を加えて味を改良することは、実はもっと簡単だったのかもしれません。でも、一貫して続けたことは「ストレートジュース」であること。しかも、自分たちで作ったぶどうであることにこだわり続けました。このこだわりが、お客さまがペピネットを選び続けてくださった理由のひとつであれば、喜びもひとしおです。
今年で一旦終了いたしますが、汐路ぶどう園再開後に新たなぶどうジュースとしてお客さまにお届けしたいと考えています。できあがったジュースが、ペピネット以上にお客さまに愛される商品になりますように。
今後も、あぐりいといがわをどうぞよろしくお願いいたします。